| 電子部品データベース--沖電気COINServ-Net |
資料請求 |
|
| 1.電子部品データベースの必要性 |
電子・電気機器製造メーカにとって、常にイノベーションが求められかつ価格競争にさらされているなかで、設計の重要な要素として部品の選定が挙げられる。選定した部品により機能、性能が決まり、製品の原価が決まる。しかも自社製品で使用されている部品の情報はメンテナンスの都合からも正確にデータベース化しておくことが必須になる。更に昨今は部品のライフサイクルの短縮化に伴い、製造中止時点で即時代替品を探すことが求められる。又、製造の専門会社であるEMS企業等は、特に見積りや設計期間の短縮、品質確保のため部品情報が重要になる。
電子部品データベースを持つメリットをまとめると以下の点が挙げられる。
●設計時の部品検索と比較検討時間が短縮する--設計の効率化
●見積りの迅速化と精度向上--EMS企業で有効
●代替品の検索--代替品検索は自社DBだけでなく広く探すことが必要となる
●クレンジング処理による集中購買の実現--部品DBの点数が増えると、同一の品名が異なる名前で登録される
●手配の迅速化
●品質の保証--自社データベースに保有している部品は一定の品質が保証されている
●製品の事前評価
又、今後ますます厳しくなる環境条件に対応するため、部品選定段階で有害物質の含有量を把握するためにも必須になってくる。
|
| 2.電子機器製造業(EMS企業)と電子部品データベースの利用形態 |
電子部品データベースは、製造工程上の各所で使用されるためメリットが大きい。
| EMS企業の各工程 |
効率化の視点 |
電子部品データベースの利用形態 |
| 商談、見積り |
見積り、納期回答の迅速化 |
・部品単価の積上げ計算で原価の概算が把握できる
---見積り評価システムが必要 |
受注
設計
部品選定
|
流用設計
設計リードタイム短縮
品質の確保 |
・電子部品データベースを検索し、比較検討が容易にでき、部品選定に費やされる時間が短縮する
・認定された部品から選定することで一定の品質が確保される |
試作、量産設計
生産準備 |
製造前の事前評価
製造部門へ正確な製造指示 |
・故障率の事前評価
・プリント基板組立ての製造性の事前評価
・有害物質の含有量の評価等 |
生産計画(MRP)
製造指示
(製造スケジューリング) |
需要と同期化した生産計画(MRP)
部品の引当て、不足分を調達
製造スケジューリング
|
・部品の手配が迅速化する---資材部門が活用 |
組立て製造
品質評価試験 |
進捗情報の収集 |
・事前評価を行うことで試験段階でのトラブルを最小化 |
|
| 3.電子部品データベースの構成 |
電子部品データベース内の情報は、製造業の各部門での利用を考えると、下図のような非常に多くの情報が必要になる。
 |
| 4.電子部品データベースの機能要件について |
現在電子部品には非常に多くの品種があるため、電子部品の分類、体系化(カテゴライズ)をする必要がある。現在既に電子技術情報産業協会(JEITA)で制定されたECALS辞書、国際的な部品情報交換として検討されているロゼッタネットなどがあり、これらの体系に準じて作成すべきと思われる。
1. 部品の検索機能
部品の検索機能として、カテゴリー検索、部品特性検索(特性範囲を入力して該当の部品リストを表示する)、特性比較検索(部品を横並びで比較する機能)等が必須になる。
2. 製造中止情報の捕捉機能
部品が製造中止にされている場合は確実にその情報を捕捉し、当該部品検索時に提供できることが必要になる。現在製造中止情報を専門に監視する企業もあり、これらの企業との連携も必要。
3. 代替品照会機能
部品が製造中止になった場合、中止された部品品名から当該部品と定格特性が同等な代替部品の候補となる部品リストが検索ができることが好ましい。代替部品はメーカが指定している場合は、その情報をあらかじめ登録しておくことで可能になるが、一般的には外部のデータベースを含めて探すことが必要になる。
4. 故障率情報の照会機能
故障率情報についてはメーカから提供されているものについては、その情報を収集すればよいが、更に同一の基準にもとづき計算された値として保有すべきである。さらには使用条件に応じて計算し直すことができることが好ましい。
5. 製造性評価情報(ハンダ耐熱性情報等)の照会機能
当該部品に対するプリント基板へのハンダ付けの際におけるハンダ耐熱条件等を照会できる機能。A部品のパッケージ情報(形状、端子数および詳細な寸法情報)の照会機能
6. 使用上の注意情報
当該部品の回路設計・実装設計・製造・組立て・保管における使用上の注意情報を照会する機能
7. メーカの在庫情報
メーカの在庫情報については、部品メーカから登録してもらうか、マーケットプレイスと連携してもつことが考えられる。 |
| 5.ソリューション事例 |
電子部品データベースのソリューションとしては、
@部品コンテンツを体系的な辞書にもとづき登録・管理する機能
A検索エンジン
Bデータの登録・照会する画面が容易に設計できるツールを有する
等が必要であり、これらのコンテンツマネジメントソリューションも存在する。
ただし、本システムは膨大な部品情報を収集して登録するための地味で専門的な作業が重要になる。更には、本システムを各企業で保有するためには、毎日発生する新しい部品情報の登録作業を継続していくための努力が必要で、独立した組織も必要になる。この分野においては、沖電気工業が社内での構築実績ならびに他企業の構築支援サービスを行っている。更に電子部品の照会用のASPサービス(COINServ-Net)も運営しているので、興味ある方は以下URLを参照されたい。 http://www.coinserv-net.co.jp
弊社では本COINServ-Netサービスの申込み受付を行っております。 |