データウェアハウジング 資料請求
1.データウェアハウジングの必要性
 企業における典型的なデータベースとしては、基幹系のデータベースがありますが、多くの企業では、基幹系とは別にデータウェアハウジングを保有しています。その理由としては
●企業の中では、事業単位(工場単位)にシステムが異なり、統合されたデータベースがない
  (特にグローバル企業の場合は地球規模でデータベースの統合が必要になる)
●CRM等を推進する場合に顧客単位の購買動向、取引履歴等を時系列につかむことが必要になる。等のニーズから取引トランザクションをそのまま保有し、それに対して分析することが有効になります。
 特に統合データベースの必要な業務分野の例としては以下の例がある。
●CRM(マーケティング)--顧客の時系列の動き等多次元分析が必要
●連結会計--グループ企業の会計データを収集が必要で、更に経営分析が必要になる。
●在庫管理--在庫のストックポイントのデータを把握し、適正在庫の把握、発注管理を行う。
●生産計画--マルチサイトにおける生産計画を行うためには各工場の品目、工順等の基幹データ,在庫データならびに全需要データを統合管理することが必要となる

基幹系システム
データウェアハウジング

A事業所




B事業所




    
2.データウェハウジングとは
 データウェアハウスとは,文字通りにはデータの倉庫のことですが,データウェアハウスの提唱者であるインモン(W.H.Inmon)は,「目的別に(subject-oriented),統合化され(integrated),時系列に保管し(time-variant),更新をしない(non-volatile) という特徴を持つ,マネジメントの意思決定を支援するデータの集合である。」と定義しています。
企業環境が厳しくなると,現状の問題点を迅速に把握して対処することが重要になります。販売を例にすれば,「売れ筋・死に筋の商品は」や「どの地域で売れているか」などを多角的に分析して対処することが必要です。それには,従来の公開ファイル提供方式の情報検索系システムをより簡単に操作できることが必要です。それで,後述する多次元データベースを用いたOLAPツールが普及してきました。
消費経済が成熟してきますと,顧客ニーズは多様化し,変化が激しくなります。ある人は価格を重視するでしょうし,ある人はデザインにこだわるでしょう。そのデザインも人により違うし,しかもよく変わります。顧客に好まれる製品を提供するには,顧客の個人情報と購買情報を入手してデータベース化して分析することが必要になります。顧客の購買データを長期にわたって保管すると非常に大きなデータ量になりますが,膨大なデータから貴重な情報を探しあてることをデータマイニングといいます。データウェアハウスは,データマイニングをするにも重要です
データウエハウジング構築時の重要な課題としては
●データベースの選定--様々な角度からの分析を行うため適切な多次元データベースを選定する。
●分析用のツール(OLAP)の選定
●基幹系他の既存データベースを取り出す方法
●データクレンジング

等があります。
弊社では多次元データベースとしては、特に経営分析用のDWHとして”HyperionEssbase”を推奨しております。
3.基幹系データベースとデータウェハウジング
 基幹系のデータベースと比較するとDWHの必要性が理解できます。 
基幹系業務のDBMS(OLTP型) データウェハウス(大福帳型)
データの更新 更新型(現時点の状況を把握) 更新をしないで、履歴として保有していく
処理の目的例 常に最新状況で把握(金融機関における残高データ等) ・顧客の全取引履歴を把握
・日別・月別・期別等の売上・利益の推移
データの特徴 最新データ 明細データ(時系列データ)
運用目的 取引処理 データを色々な角度で分析するために使用する
データ量 一定量 膨大

4.多次元データベースとは
 次元というと,難しく聞こえますが,実際のファイルは本質的に多次元なのです。例えば,年月・商品・支店・個数の項目を持つファイルは,横軸に年月,縦軸に商品,奥軸に支店をとった3次元の表として表現できます(下図)。これに得意先の項目を加えれば4次元になります
<フィールド1>
 多次元データベースの基本操作
多次元データベースには,スライシング,ダイシング,ドリリングの3つの基本操作があります。
●スライシング ----パンやハムをスライスするように,スライシングとは,多次元データベースをある断面で切り取って2次元の表にする操作です。上図では,大阪支店の部分でスライシングして(2)の表にしています。
●ダイシング ----ダイシングとはサイコロを振ることです。多次元データベースでの操作では,任意の縦軸と横軸を指定して2次元の表にする操作です。たとえば上図の(3)は,(1)を横から見た状態で,縦軸に商品,横軸に支店を指定したものであり,(4)は,上から見た状態,すなわち,縦軸に支店,横軸に月を指定したものです。
●ドリリング ----ドリリングとは,ドリルで深く掘り進むことです。多次元データベースでは,詳細に展開する操作をドリルダウンといい,逆に集計する操作をドリルアップといいます。上図の(4)で東京支店を指定してドリルダウンを行うと,(5)のように東京支店の店舗別の表ができます。また,(5)を縦軸でドリルアップすると(4)のような集計表になります。
多次元データベースHyperionEssbaseについて(ビーコンIT社の資料から)
  HyperionEssbaseは、連結経営・予算編成・財務分析、業績管理、顧客管理等の様々な分野で使用されており、グローバルで6,000社以上で使用されている。時間・顧客・地域・チャネル・製品といった次元を無制限に用いて、データの共有・分析・更新を可能にする多次元データベースです。クライアント・サーバー・アーキテクチャに基づき、分析モデル、データロードのルール・計Z方法・セキュリティを管理します。これによりユーザは企業内のどのデータソースからでも直ちにデータを入手でき分析を行うことができます。
 Essbaseを導入することにより、アナリストはどんな詳細レベルでもどんな角度からでもデータを切り取り見ることができ、しかも面倒なプログラミングは不要で直観的に分析を行うことが可能になります。

    
 
Hyperion Essbaseの特徴
 ・アプリケーション領域--経営分析、予算編成、計数管理、業績管理、製品分析、顧客分析等
 ・アーキテクチャ---クライアント・サーバアーキテクチャー、多次元データベース、大容量、高速化
 ・OLAPツール---Excel等のスプレッドシートの機能を拡張して使用する。その他OLAPツールとして各種分析ツールがある。
 ・アドミニストレーション---アプリケーション開発環境が提供されているためAPIを用いて開発ができる。
6.OLAPツールについて
 HYperion Essbaseの基本のOLAPツールはExcelであり、ExcelにEssbase用のコマンドを組込み使用することができるため、Excelを利用している人には馴染みやすい環境を提供しています。
        

        
 その他のOLAPツールとしては
  
@Geac Decision Web
  AHyperion Inteligence
      BPower Play
      CBusiness Object

等があります。
       
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